9thKACノスタルジア ベーシック部門を終えて
昨日はリサイタル部門の選曲についての記事を書きました。
https://fuoco-yukitani.hatenablog.com/entry/2020/02/03/210408
今日は単純な音ゲー地力を求められる筋n…もといベーシック部門についてまとめたいと思います。
予選はあくまで予選
正直なところ、オンライン予選は飾り…前座中の前座だったと思います。課題曲の難易度は8thよりも低く抑えられかつ、枠も各エリア16人だった為、トリル譜面が来n…油断しない私が予選落ちすることはないだろうと思いました。
東エリアでニコラウス以外理論値を叩きだしたTAMATUは凄い。
仁義なき超高難度のぶつけ合い+高度な情報戦
予選通過後、エリア大会で選択できる課題曲リストが運営より送られてきた。既にご存知だと思いますが『ライセンス曲とごく一部の曲以外全て選べる』でした。
つまりクラシックのやべーやつ(Real3)もぶつけ放題。とにかく対戦相手を研究し容赦なく叩き潰すe-Sportsらしさが今回は出てきたなと感じました。
ここで考え得る戦略は以下の3点。
『超高難易度と可能な限り和解する』『Twitterで牽制する』『トリル苦手を露骨にアピールし、それを逆手に取る』
超高難度と可能な限り和解する
ノスタルジアには頭が1つ抜けたとんでもない難易度の譜面がいくつか存在します。その代表格が熱情Real、革命Real等の譜面再現度の高いクラシック曲。並のプレイヤーならランクSを取るのすら困難。それどころかエリア大会出場者でもこの2曲に関してはSを取れていない方も結構いたと思います。もしこれらの曲を武器に相手と大差を付けられるようになれば怖いもの無しです。
いやぁ…結局武器にできる程攻略することは叶いませんでした(泣)
Twitterで牽制する
超高難度曲を投げられたくないのはごく一部の人を除いて皆同じ。次に取る戦法は嘘を書いて「俺にそれを投げても刺さらないぞアピール」です。
見苦し過ぎて草生えるわこんなん。
この戦法は同じ西エリアファイナリストのLEMONさんも取っていたようで「熱情Realを投げるぞ」アピールを露骨にしていたにも関わらずエリア大会決勝では小犬のワルツExpertを選曲しました。これには一本取られました。
トリル苦手を露骨にアピールし、それを逆手に取る
皆さんもご存じの通り私はトリル譜面が大の苦手です。ノスタルジアにおけるトリル譜面で最も有名なのは木枯らしのエチュード。リアルピアノでは全然トリルしていませんがノスタルジアの譜面では右手の長い交互が延々続く超トリル譜面です(左手である程度リズムが取れるのでトリル譜面ではないと言う方もいますが)。
エリア大会までにめっっっちゃ練習して990k近く安定、最大995kは出るまで克服しました。そこで私はク○みたいなTシャツを作りました。
これは木枯らしを投げてくれと言わんばかりの○ソTシャツ。
案の定リサイタル部門にまで木枯らしを投げられる始末ですが返り討ちに出来ました。「トリルが苦手なんて嘘ですよね!?そのシャツ捨てて下さい!」とMCの方に言われましたがシャツは今も記念品として部屋に飾られています。
ついに本戦
リサイタルに力を入れ過ぎてアルストロメリアRealと熱情Realにボコボコにされました。やはり本物の地力を持つ者は格が違う…でもPrestoで窮鼠猫を噛むことができたので悔いはないです。TAMATUが念願の最終決勝に出られるのはライバルとして本当に嬉しかったです。
難易度インフレの誕生
最終決勝で初お披露目となった『ピアノ体操第一』、まだReal3の範囲内に収まる譜面でしたが問題はラスボスとなる『悪魔の誕生』。今までのReal3(13.5)が遊びに思える2900ノーツ超は放送を見ていた全てのノスプレイヤーに絶望を与えたのではないかと思います。一言でいえばやりすぎ。そもそも1本指で2つの鍵盤を巻き込んで押してしまうことがしばしばあるノスタルジアの鍵盤であれを指押しで攻略できるプレイヤーは1年以上は現れない…はず。
ただ、超上級プレイヤーに挑戦状を叩きつけたいと思う開発陣の気持ちは分かります。Op.2最強格だった熱情Realが関数さんによりほぼ完全に攻略されてしまったので次のカードを切ったのでしょう。これからが楽しみです。
いかがでしたでしょうか?(情報系ブログのノリ)
次回はリサイタル部門においてリサイタルスコアの狙い方とゲスト審査員から高評価を貰う上で努力したことについて書こうかなと思っております。
【追記】